頭皮を両手でおさえる女性

頭皮にニキビ、できものができる原因は?かさぶたができたときの対処法は?
頭皮のケアの方法を解説

頭皮にニキビのようなボコッとした「できもの」ができていると感じたことはありませんか?
頭皮にできるニキビのようなものを「頭皮ニキビ」と呼んでいる方もいますが、その「頭皮ニキビ」をおもわず指で潰してしまい、出血してかさぶたになってしまった、シャンプーやブラッシング時に痛みを感じているといった方もいるかもしれません。

しかし、そもそもニキビ(尋常性ざ瘡)とはなんらかの原因でふさがった毛穴の中に皮脂がたまることで発生する皮膚疾患で、脂腺の発達した毛穴(脂腺性毛包)に発生するとされており、頭皮の毛穴(終毛性毛包)には発生しないとされていれます。

そうはいっても頭皮にニキビのようなものができてしまい、困っているという方は少なくはないため、本記事では、いわゆる「頭皮ニキビ」ができるメカニズム、「頭皮ニキビ」と間違えやすい他の皮膚トラブルとの見分け方、そして頭皮トラブルがある際の頭皮ケアについてポイントを解説します。

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頭皮のニキビとは?メカニズムと主な原因

そもそもニキビ(尋常性ざ瘡)とは毛穴がつまって毛穴内部に皮脂がたまることで発生する皮膚疾患です。
頭皮にできるニキビのような「できもの」は、顔などのニキビと同じように毛穴に皮脂がたまっている可能性もありますが、本来、顔と異なり頭部の毛穴には太い毛髪があるため完全に閉塞することはなく、もし頭皮の毛穴に皮脂がたまってしまった場合も、そのまま毛髪が成長することで毛穴が開き、たまった皮脂は自然に排出されます。
そのため、頭皮の毛穴からの皮脂分泌は比較的多いのですが、ニキビは生じないといえます。*(ただし、毛髪が抜け落ちたタイミングで一時的に毛穴がつまりやすくなるなどの可能性はあります。)

そのため、頭皮の「できもの」が数個程度で、痛みもなく、自然に解消するようであれば、過度に心配する必要はないといえるでしょう。

*伊藤,日本香粧品学会誌 Vol.40, No.2 ,93–96(2016)

頭皮ならではの「できもの」の悪化要因

頭皮を両手でおさえる女性

頭皮にできたニキビのような「できもの」は髪の毛に隠れており、自身から見えにくい部位のため、ブラッシングやシャンプーの際にうっかり引っかいたり、潰したりして傷つけてしまうことが考えられます。
潰した後も、気になってかさぶたをはがしてしまう、かゆくてひっかいてしまうなどの行為により、出血したり、菌に感染したりすることも考えられます。
頭皮に「できもの」が数個ではなく多数できている、さわると痛む、熱を持っている、ぼこぼこしている、などの異常がある場合は「毛包炎(毛嚢炎)」などの疾患の可能性もありますので、皮膚科を受診しましょう。

頭皮に「できもの」ができたときの対策とは

いわゆる「頭皮ニキビ」や「できもの」の悪化を防ぐうえで、日々のスキンケアや生活習慣の見直しを行いましょう。

頭皮に負担をかけないためのポイント

頭皮にニキビのような「できもの」ができるなどトラブルが発生した際に、頭皮に負担をかけないためのポイントをまとめました。

極力触らない

頭皮に違和感があると気になって触ってしまいがちですが、「できもの」やかさぶたを引っかいてしまうと、菌の感染リスクもあり、傷が治るのが遅くなります。
炎症が毛包にまでおよぶと脱毛の原因になることもあるため、「できもの」やかさぶたには極力触れないようにしましょう。
見えない部位だからこそ、無意識に頭皮を触る癖がある方は要注意です。

やさしく洗って清潔にする

シャンプーをしている女性

頭皮にニキビのような「できもの」ができたからといって洗わずにいると、皮脂によるベタつき、かゆみやフケ、ニオイなどの別のトラブルが発生する原因となります。
もし気になる症状(浸出液が出ている、多数の「できもの」がある、痛みがあるなど)がある場合には、皮膚科を受診して洗髪についても相談するようにしましょう。

たまに「できもの」が発生する程度であれば、洗髪は毎日1回を目安に行います。ベタつきや「できもの」が気になるからといって1日に何度も洗髪するのはかえって乾燥トラブルの原因になるため、避けましょう。
洗髪は1日1回を目安に、シャンプーは適量を手にとり、しっかりと泡立て、頭皮をやさしくマッサージするようになじませて洗いましょう。爪は立てないように注意してください。

シャンプーやコンディショナーをよく洗い流す

シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しは、場合によっては頭皮の刺激となり、頭皮トラブルの原因になります。
生え際、耳の後ろ、えり足などはすすぎが不十分になりやすい部位です。ていねいに洗い流しましょう。

頭皮の状態にあったシャンプーを選ぶ

頭皮にできものができやすく、敏感な状態であれば、低刺激性のシャンプーを使用するとよいでしょう。

おすすめの低刺激性シャンプー

コラージュフルフルプラス センシティブシャンプー
コラージュフルフルプラス センシティブシャンプー
販売名:
コラージュフルフルプラスシャンプーSE
分類:
化粧品

すすぎやすく頭皮に残りにくい泡切れの良いシャンプーです。成分を厳選したシンプルな処方で、低刺激性にこだわっています。敏感な頭皮の方におすすめです。同シリーズに低刺激性のコンディショナーもありますので、髪のパサつきやうねりが気になる方はセットでご使用ください。

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頭皮が敏感だけれど、頭皮の脂っぽさやベタつきも気になる方には、低刺激性のスカルプシャンプーも選択肢の一つになります。

コラージュフルフルプラス スカルプシャンプー
コラージュフルフルプラス スカルプシャンプー
販売名:
コラージュフルフルプラスシャンプーSC
分類:
医薬部外品

頭皮が敏感だけれど、ベタつきが気になる方におすすめの低刺激性のスカルプケアシャンプーです。メントール(清涼成分)配合で爽快感があります。頭皮のかゆみやフケも防ぎます。

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洗髪後はすぐにドライヤーで乾かす

ぬれたままの頭皮は湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい環境です。
自然乾燥は避け、タオルでやさしく水分を拭き取った後、ドライヤーで根元からしっかり乾かしましょう。

頭皮状態を悪化させないための生活習慣

髪の毛や帽子による蒸れを防ぐ

汗などにより頭皮が高温多湿な状態が長時間続くと、頭皮に負担がかかります。帽子などは素材を見直す、こまめに外すなどして、頭皮の通気性を良くしましょう。

寝具を清潔な状態に保つ

枕カバーやシーツはこまめに交換し、清潔な状態を保ちましょう。

紫外線対策をする

頭皮は毛髪に覆われていますが、髪の分け目などは紫外線を浴びやすい場所です。紫外線は炎症の原因にもなるため、帽子や日傘などを活用して、無理のない範囲で紫外線対策を心がけましょう。

バランスの良い食事を取る

食事は体を整える基本です。バランスの良い食事内容を心がけましょう。

十分な睡眠を取る

個人差はありますが、大人の場合は1日7時間前後を目安に必要な睡眠時間を確保しましょう。

ストレスをため込まない

頭皮の「できもの」やかさぶたが気になる、つい潰してしまうという場合は、ご自身の精神状態やストレスも関係があるかもしれません。自分なりのリラックス方法を見つけることも大切です。

「頭皮ニキビ」が治らない場合は皮膚科へ相談を

「頭皮ニキビ」をはじめとした頭皮トラブルが治らない、悪化している場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

受診の目安となる症状

例えば、以下のような症状は受診の目安になります。

  • 痛みが強い
  • かゆみが強い
  • ジュクジュクして膿(うみ)が出ている
  • しこりのように硬くなっている(結節)
  • 数が増えている・広がっている
  • 銀白色のフケを伴う紅斑がある

上記以外の場合でも、心配や不安があれば早めに皮膚科を受診するようにしてください。

頭皮の「できもの」は潰さないことが大切。ケアを見直して健やかな頭皮を目指そう

リラックスして目を閉じている女性

頭皮にニキビのような「できもの」ができたとき、気になってつい潰したことがある。または、頭皮に「かさぶた」ができたので、思わずはがしてしまったという方もいるかもしれません。
頭皮の毛穴に一時的に皮脂がたまっているだけであれば、毛髪の成長とともにそのまま解消します。頭皮にできた痛みのない状態の「できもの」はなるべくさわらないようにこころがけましょう。
うっかり潰してしまった、痛みやかゆみがでた場合には、シャンプーの際などにこすったりひっかいたりせず、それ以上刺激を与えないように注意しましょう。
なかなか治らない、悪化した、多発したなどの気になる症状があるようであれば、早めに皮膚科を受診するようにしてください。
本記事がすこやかな頭皮を目指す助けになれば幸いです。

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